奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

「文美は俺のだから、いくらお前でも手ぇだしたら許さねぇからな」



お、俺の!?


嬉しいけど恥ずかし過ぎる!!


優君を威嚇する様な目で見る春ちゃんの横顔を見て、頬が綻んだ。


こんなに幸せな気持ちになったのは初めて。



「騒がしいと思ったらお前たちか」

「しゃ、社長!! こ、これは、その、あの……」

「オヤジ、俺こいつと将来結婚するから。 って、事で俺ら二人で抜けるわ。 行くぞ」

「行くぞってっ、え!? す、すみません!! お先に失礼します!!」



春ちゃんに手を引かれながらも、社長に頭を下げた。


明日から休みでよかったよ。


休みの間にみんな忘れてくれるといいんだけど……。


憂鬱な気持ちになりながらも、直ぐにまぁいっか!と思えるのは、隣に春ちゃんがいるから。


繋いだ手に更に力を込め、ぎゅっと握った。


すると春ちゃんは私の顔をチラッと見ると、優しく微笑んだ。


夢みたい。