奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

あゆちゃんに急かされながら片付けを終え、珍しく受付メンバー全員で駅に向かって歩いた。


全員揃うといつも思うけど、本当に凄い面子。


普段は見慣れてなんとも思わないけど、こうしてみんなの顔をまじまじ見ると、我が社の受付はレベルが高い気がする。


みんなでワイワイ喋りながら歩いていると、駅まではあっという間だった。



「あっ!」

「何よ急に、ビックリするじゃないの」

「ご、ごめん」



定期を出そうと鞄の中を見て忘れ物をしていることに気が付いた。


今日に限ってなんなのよ……。



「携帯忘れたから取りに行ってくるね。 みんなと先に行ってて」

「分かったわ。 急いで転けないようにね」

「はぁい!」



桃花のセリフ。


まるで子供を見送るお母さんみたい。


若干急ぎ足で、会社までの道のりを引き返した。


忘年会は基本全員参加ということもあり、会社の中はいつもよりも静かだった。