奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

男の手が伸びてくる。


私はソファーの背もたれに掴まり、力の入らない足でなんとか立ち上がった。


男と距離をとり、手に取るものをとにかく投げつけた。


少し隙が出来た内に必死に足を動かし、リビングを出た。


おぼつかない足取りのせいで、壁にぶつかり中々前に進まない。


大丈夫。


外に出て助けを求めれば近所の人が気付いてくれる。


助かる。



「きゃっ!!」



足が絡み、倒れこんでしまった。


早く立ち上がらなきゃ……っ。


っっ!?


立ち上がろうとした時、腕をつかまれ投げ飛ばされた。



「いっ……」



頭をうち、天井がくらくらする。


逃げ、なきゃ……。



「っ……やっヤダ!! 嫌っ!!! 離してっっ!!!!」



男に馬乗りになられ、パニックになる。


とにかく暴れて抵抗した。