奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

仕事が終わり、会社の外のいつものカフェで日下部さんと待ち合わせをした。



「いつも待たせてごめん」

「気にしないで下さい。 受付は残業なんて滅多にないですけど、他の部署の方は定時に終わらないのはしょうがないですよ」

「ありがとう、それじゃあ行こうか」

「はい」



カフェを出て二人で並んで歩いた。


最初は照れくさかったけど、今ではなんとも思わない。


二人で電車に乗る事にもなれた。


込んでいると日下部さんは盾になるように私を守ってくれる。


守りながらも、私に触れないように気をつけてくれる。


紳士でありながら、悪戯するような可愛い顔を時折見せる。



「次で降りよう」

「え?」



次の停車駅は私の家の最寄り駅だった。


確かに飲食店は一杯あるけど、家の近くのお店で夜ご飯を食べるのは数えるほどしかない。