奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

笑続けている日下部さんを置いて、一人足を進めた。



「ごめん、ごめん」

「その言い方、謝る気ゼロですよね!?」



追いかけてきた日下部さんの言葉に思わず反応すると、日下部さんは更に笑い始めた。


もう!


なんなの!?



「そんな鈴川さんを見るのは初めてだよ」

「え?」

「いつも何処か遠慮されてる感じがするから」



言われてみれば、日下部さんと話す時は言葉を選んでたかも……。


お酒の所為かな?


それとも、ただ単に私が日下部さんといることに慣れてきたのかな?



「因みに駅はそっちじゃないよ」

「タクシーで帰ります。 終電は気分が悪くなるので……」



男だらけな上にお酒くさいしね。



「なら俺もタクシーで帰るよ」

「え!? いいですよ! 電車まだあるから勿体無いですし、タクシー乗っちゃえ直ぐなので大丈夫です!」

「そんなに頑なに拒否されると流石に傷付くんだけど?」



拒否!?



「え、いやっ、そんなつもりは全然なくて、あの……」

「じゃあ、タクシーつかまえるよ」