奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

高校生と違って暇じゃないんだから勘弁してよね。


全く!!



「ちょっ、待てって!!」

「っ……!!」



腕を掴まれ思わず振り払ってしまった。


優君の驚いた顔を見てハッとなる。



「あ、あの、さっ、気にしないで!! 何でもない……」

「俺が怖い?」

「……今は……怖くない」



初めて会った時は少し怖かったし、会社で再開した時も怒りと一緒に少なからず怖さはあった。


でも今は怖いなんて思わない。


話してても気を遣わなくていいから疲れない。



「放っておけないって思った女は文美が初めて」

「……え?」

「明日俺に付き合えよ」

「な、何言ってんの!? だから、大人をから……」

「からかってない。 お前も俺が年下だからって適当にあしらうのいい加減やめろよ」



優君の真剣な眼差しにドキッとした。


高校生とは思えないくらい男の顔をしてる。



「明日……」

「鈴川さん?」



「明日は約束があるから」と言いたかったのに、見事に遮られてしまった。


声を掛けてきたのは日下部さんだった。


日下部さんの事を思いっきり睨みつける優君。


さっき迄大人っぽいと思ってたのに、もろ高校生に逆戻り。