奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

なんて答えていいのか分からなくて、俯いていると、押し殺したような声がした。


顔を上げると、日下部さんが口元を抑えていた。



「ごめん、反応が可愛くて……」

「や、やめて下さいっ、本当にあの……っ」



本当に止めてよ!!


これ以上何か言われたら頭が爆発する。



「そういうところも鈴川さんの素敵なところだと思うよ」

「……日下部さんは褒め上手ですね」



寧ろ慣れてる。


若い頃は沢山遊んでたんだろうな。


だから今はこんなに落ち着いてるのかもしれない。


もしかしたら今でも遊んでるかも……。



「今俺の事遊びなれてると思った?」

「っ!? い、いえ!! そんな事は思ってないです!!」

「あははっ、鈴川さんは分かり易いね。 人並みには遊んできたつもりだよ。 社会人になって直ぐの頃は仕事よりも遊び優先だった。 それが今では気がつけば何よりも仕事を優先するようになってる」



仕事も出来て、女性の扱いにも長けてて、それでいていやらしくなく、そういうところが日下部さんの魅力かもしれない。