「えと・・・何か重大な事情でも?」
「うん・・・。」
さっきまでのテンションはどこに行った。
そして彼は、『誰にも言わないでね?』と耳打ちしてから、
・・・こう言った。


「僕、実はイギリスの旧家の王子なんだ。」