「はぁぁ・・・」
今までの人生の中で一番大きいのではというくらい大きな溜め息が出る。
「ちょっとー、幸せが逃げちゃうよ?もっと元気出して☆」
ーーー誰のせいだと思ってんの?
時は5分前に遡る。
いくら美形とはいえど泥棒は泥棒なので、尋問に励んでいたのだが。
「どうしてうちに勝手に入ってるんですか・・・?」
「お腹空いたからだよーっ」
「お腹空いたら不法侵入してもいいんですか?」
「僕は王子様だからいいのさ~」
「・・・」
5分間尋問を続けたものの、ずっとこの調子である。
正直、尋問する気力も失せてきた。
「あの、とりあえず警察に連絡するんで名前教えてくれますか?」
「ケイサツって何だい?」
「犯罪者を取り締まる機関ですよ。」
「あー・・・」
彼は少し口ごもる。
「ケイサツってのはよく分からないけど、あんまり僕の存在を
外部に漏らすのはいただけないな・・・。」
さっきまでのおちゃらけた顔とは違い、真剣な表情。
私は少し不安になった。
今までの人生の中で一番大きいのではというくらい大きな溜め息が出る。
「ちょっとー、幸せが逃げちゃうよ?もっと元気出して☆」
ーーー誰のせいだと思ってんの?
時は5分前に遡る。
いくら美形とはいえど泥棒は泥棒なので、尋問に励んでいたのだが。
「どうしてうちに勝手に入ってるんですか・・・?」
「お腹空いたからだよーっ」
「お腹空いたら不法侵入してもいいんですか?」
「僕は王子様だからいいのさ~」
「・・・」
5分間尋問を続けたものの、ずっとこの調子である。
正直、尋問する気力も失せてきた。
「あの、とりあえず警察に連絡するんで名前教えてくれますか?」
「ケイサツって何だい?」
「犯罪者を取り締まる機関ですよ。」
「あー・・・」
彼は少し口ごもる。
「ケイサツってのはよく分からないけど、あんまり僕の存在を
外部に漏らすのはいただけないな・・・。」
さっきまでのおちゃらけた顔とは違い、真剣な表情。
私は少し不安になった。
