あの花が咲くまでに


『近藤亜月』

その名前がかかれた賞状が部屋に沢山あった。

…ゴミ箱にも沢山。

ビリビリに破り裂かれた賞状がまだ壁に貼ってある。

「汚くてごめんね」

とあっちゃんは笑い、僕をベッドに横たえた。

そのまま、自分もベッドに入り僕を抱き締めた。

「一緒に寝ようか。」

あっちゃんの肌はとても温かくて沢山の涙が溢れた。

誰かと寝るのは久しぶりだった。