俺だけのお姫様

だって、笑わないと涙が出ちゃう。


「でも、平沼くんにいわないのは賛成できないな」
「でも、でも!そんなことしたら私止められなくなっちゃう」

「しょうがないよ、それが好きって気持ちでしょ?」

「そっか、そうだね」

その日男子と女子で部屋を分けて寝た。

寝る前、


「あのね、私姫ちゃんに謝らなきゃいけないことがあって。」

「ん?あらたまってどうしたの?」

「今日ね、まゆね、若葉君に好きって言われたんだ。」

若葉が・・・

「そっか」

「今まで黙ってたけど、まゆ振られてからもずっとひきずってた」

「・・・」

なんか変にホッとしてる自分がいる。

「だから、もう若葉君に近づかないで?」
「あ、あのね?まゆ、私も若葉がすきなんだ?」
「っ!・・・」

「これで終わりにするからお願い、告白してもいい?」
「だ、だめっ!」

まゆ焦ってる??

「なんで?」
「やだよ、や、やだだってほら若葉君はもうまゆに好きって言ってるんだよ?もう、7あゆのだよ?」


もうまゆの・・・?

「最後だから、ごめんね?」

つらい、ほんとやだ


そのあともまゆはなんか言っていたけどつらくて寝てしまった。