あたりは一面桜の花で道はピンク色に染まっていた・・・。

でも、うちの目の前は血の海だった・・・。

「ボコっ」

「ウッっ」

こんなもんか・・・。目の前に倒れる男達。こいつらはうちに毎日喧嘩を売って

来る奴だ。

うちの名前は・・・てか、そこらのヤンキーにいわれているあだ名が

          『影姫』
なぜこんなあだ名になったかはしらねぇ。ぅちはただ、喧嘩を売られたから買っ

ただけで、一切悪いことはしていない。っとぶつぶつ喋っていた。

すると後ろからくろい影が襲ってきた。うしろをみるとさっきのヤンキーの一人

が、鉄パイプを手にうちを殴ろうとした。

「死ねオラァァァ」

やばっっ!!あれをくらったら・・・!!

[パシッッ!]

ん?あたってない。後ろをみると髪が金色に輝く男がたっている・・・。

「おいっテメェ!後ろからはせこくねぇか?オラぁぁ!!」

[ボコっボキッ]

「うグッ!羅王めっ!」

羅王?なんかのヤンキーグループの一つか?

[バタッ]

男は意識を失い倒れた。

「おーいっ!大丈夫か?」

「うん」

「お前、影姫だろ?」

「そうだけど・・。」

「そういやぁ、自己紹介がまだだったな」

「俺の名前は佐々木飛鳥」

佐々木?!

「お前の名前は?」

「ぇ?」

「どぅあーから、お前の名前はっ?」

「さ・・佐々木カナ」

「佐々木?!」

「おんなじじゃねぇーかよっ」