sick!!(仮)


「俺・・・素直になれなくて・・・。いっつも本心誰にも言えなくて、男にも女にもいつでもヘラヘラして・・・素でいられんのが実玲さんの前だけだった・・・。本当の俺をちゃんと受け入れてくれて・・・。すっげーありがたくて・・・。んで・・・。」



見たことがない千里の表情が目の前にある。


今にも言葉がつまりそうで。

すっごい苦しそうな、そんな、王子様とかじゃなくて、普通の男子の顔。



「だから、俺は・・・実玲さんのこと好きになっ・・・た。」



千里は俯いたまま言った。



千里があまりにも苦しそうで、いつもと違い過ぎて、
あたしまで泣きそうになる。




「・・・。」


掛ける言葉を探しても見つからなくて。