「さっきの、飯田・・・?だよね。」
歩きながら帝がまた、不安げに言う。
「飯田って、嫌みしか言わないんだよねー。笑」
「そうなの?俺、3組の女子がでっけぇ声で顔真っ赤にしながら話してるから、聞いてみたら飯田の話だったよ。」
「まじで・・・どうせ評判いいんでしょ。」
飯田って、本当、あたしにだけ態度がおかしい!
しかも悪い方で!
まぁ良い方で態度おかしくても困るんだけど。
なんで、あたしにだけあんな話し方するんだろう・・・。
「うん!なんか優しくていつも笑顔で、ちなみにタメ口使わないとか・・・。」
「ふーん。」
「でもねなんか、下の名前を呼ばれるのを、異様に嫌ってるらしいよ。」
「ふーん。」
下の名前・・・?
千里・・・だっけ?
でも、上の名前を呼び捨てされるのも嫌いなのに、じゃあ一体なんて呼べばいいのって感じ。
