帝とわかれて、自分の教室に入ると、幼稚園のときからの幼なじみである
川上瑞穂ーかわかみみずほー
が走ってあたしのところにきた。


「瑞穂ーー!!!!」

「実玲ーーーー!!!!!!!!!!!!」



わーわー言いながら2人で抱き合った。


「良かった!実玲と同じクラスで!どうなるかと思った・・・。」

「あたしもほっとしたぁ・・・。」


一通り話し終わると、瑞穂は教室を見まわした。




「この様子だと、押切とは離れちゃったんだね。」


瑞穂が、ものすごく悲しそうな顔をしながら言う。


「そんな悲しそうな顔しなくてもっ!どうにかなるよ。」

「だって・・・。」

「まぁ大丈夫だって!」



瑞穂があたしをすごく心配するのには、理由がある。



まぁ、それは、知らなくてもいい話。