「・・・・・・・い・・・・・・・・・・い・・・・。」
え。
何コレ何コレ。
やめてー。
怖いの苦手なんだけど。
ドドドドドドドドドドドドドドドッッッッ
「・・・・・・・っと・・・・・・れ・・・・・・!・・・・・い・・・・!」
身の危険を感じた私は方向転換しました。
自分の教室とは反対方向に
ダッシュ!!!!
なんだよ、
高校生になって早々。
校長先生の長話で貧血になるわ、なんかヤバい音聞こえるわ、得体の知れないもの(仮)に追いかけられるわ・・・・・・・
良いことないじゃん。
てか休み時間だよね?
なんでこんなにも人いないの!?
保健室から今の今まで、
生徒も先生も
誰1人として見かけてない。
そのことがさらに私の恐怖心を掻き立てる。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!
まだ謎の音は止まない。
しかも結構近づいてきたよう・・・・な!!?
嘘っっっ!!!??
マジやめてよ!
なんなんだよ!
ガチで怖いの嫌いなのに!!
思い切って叫ぼうとした。
「い・・・」
その時、
ガシッ
右肩に違和感。
私には何十分にも感じられた
ほんの数分の
怖い怖い鬼ごっこは
私の負けのようです。
