ほれた弱みって、コワイ…。
優潤が、美咲の瞳を見詰める。
何か、緊張する…。
この感覚は、
優潤しか、私にくれない。
この緊張感も、
やっぱり、好き。
「俺、美咲の事、本気だから。」
真っ直ぐ、目を見て言ってくれるところも。
「俺、別れたくないから。」
必死なところも。
「俺、ずっとずっと好きだったから。」
一生懸命なところも。
「もう、泣かせないから…。」
最低な事、聞いたけど、
もうこんなに好きだよ…。
嫌より、好きの方が強くなってるよ。
「だから、俺の事、嫌いにならないで。」
『嫌いにならないで』って、言葉の意味。
本当のお父さんが生きてた頃、言ってた。
『人はね。本当に好きな人には、
嫌われたくないんだよ。
だから、
本当に、本当に、大好きな人に嫌われるって感じた時は、必死で、願うんだよ。
せめて、嫌わないで下さい。って
きっと、嫌われてしまうっていう怖さが、
好きになれっていう欲を
出せなくなってしまうんだろうね。』って
言ってた。
優潤が、もう一度言う。
「お願いだから、嫌わないで…。」

