『旨い。』
このワインさすが楓の先生が持ってきた物だ。
『でしょ?だからお兄ちゃんに飲ませたかったのよ。』
なにかとこいつは俺の好きなものを分けてくれる。
『ありがとうな。京ももうちょっといたらいいのになぁ』
『やっぱり京さん来てたんだ。仕事はなにしてんの?』
こいつはあの事件のこと知ってる。
『・・・雨音の学校の副担任』
楓は聞くなりびっくりしていた。
『先生になったんだ。ちょっと以外かなぁ』
『俺もビビったよ。あいつは、何すればいいのか分からないしそれに・・・』
『雨音ちゃんに似てるもんね?』
『ああ。だから少し怖い。』
楓は笑いながら流していた。
『私明日も早いから帰るわ。また来るからねお兄ちゃん』
『またな』
バイバーイと手を振りながら帰った。
―――カランカラン
