『覚えていたんですね?忘れていたと思いました。』
だって誰だって思うだろう。
こんな特徴も無いかお誰が覚えるのか。
『当たり前だ。初めて来た学校で自殺未遂を無意識にした馬鹿を忘れるのはないだろ』
この人なんかムカつく
『だから自殺なんてしようとしてないです』
なんど言わせるんだ
しつこい。
『ホントに無意識だったのか?』
『だから何回もいってるじゃないですか』
西谷京はそんな事ありえないという顔をしていた。
ホントなんだからしょうがない。
『....名前は?』
『はい?』
『お前の名前』
あー私の名前か
『片桐雨音です』
『知ってる。』
