もうこんな時間?帰らなきゃ。 城之内裕樹に怯えながら立ち上がった。 でも、起こしてくれたのこの人なんだよね、 「ありがとう、起こしてくれて」 声震えちゃったけど、ちゃんと言えた! そして私は、逃げるように学校を出た。 「んだよあいつ。怯えやがって。」