夢日記

それにしても、今日で四日目か。
いつも何でも三日坊主のあたしが、四日間も続けたなんて、快挙じゃない。


そんなことを呟きながら、あたしは夢日記帳をぱらぱらめくっていた。


そうして最後の方のページにたどり着いたとき、あたしは驚きのあまり、一瞬息ができなかった。


そのページには、山ほどの消しカスが挟まっていた。


あたしは左開きで日記を付けているから、こんなに後ろの方のページは開いたこともないのに。


飛び出しそうな心臓を押さえながら、あたしはそっと、裏表紙をみた。



裏表紙には几帳面な字で

吉崎あかり


そう記名されていた。