【短編】彼女が風邪をひいたとき

そんな風に浮かれていると、




「ちゅいてきて」




美樹さんはそう言って、俺を部屋に案内した。




「ゆうきゅんは、ここしゅわるの!」




「あ、はい」




俺はおとなしく、ベッドの上に座った。




美樹さんは、俺の隣に座った。