[BL] 俺は可愛くなんかねぇー!


 そのとき、


 「おーい、朱 ちょっと来い」

 「ぇ、啓?」


 近づいていくと無理やり腕を捕まれ、どこかに連れてかれた

 着いた場所は、屋上?


 「啓?どうしたの?」

 「・・・・妬いた」

 「へ?」


 焼いた?何を?


 「何を焼いたの?」

 「・・・・ハァ」

 「?」

 「だから、妬いたの、お前に」

 「ぇ、妬いた!?なんで!?」

 「好きだからだよ・・・」

 「ぇ、で、でも、友達だよ?海哉」

 「・・・・友達くらいは我慢してやらないと、アレだよな・・・(ボソッ」

 「ん?何か言った?」

 「いや、何も言ってねぇ・・」

 「そ?」


 ・・・・・啓に抱きしめられた

 心地よくて、啓の胸に頬を摺り寄せてたら


 「何?誘ってんの?」

 
 とか、ほざきやがった!!!!!


 「んなわけあるかぁ!」

 「・・・チッ」

 
 いま、舌打ちしたよね!? 

 うぅ、俺、ちょっと怯んじゃったよぉ!