何故か、こいつと話すの楽。
弟以外で冗談言えるんだ自分…
「ねー、聞いてんの~?」
彼は私の顔を覗き込みながら問いかけてきた。
「ははっ。私性格悪いよ~辞めときなょ~。」
明るく言った。
これも冗談かのように。
の、つもりだったんだけど…。
「何悲しそうな顔してんだよー!」
そういって彼は私の頬っぺたをつねった。
「いたっ!」
「お前と絡んだほうがいいかな~とか
絡まないほうがいいかな~とか
俺が決めんの!
俺はお前と友達になりてーの。
お前が嫌ならそう言えよ。」
「いや、じゃない…」
「よし、じゃあ今日からお前と俺は友達!
もう、愚痴愚痴言うなよ~
俺も性格悪ぃから。」
「えっっ!」
「いやー、お互い様だもんな~?
恨みっこなし(笑)」
そういって彼は無邪気に笑った。

