琉「まだ~?間に合わないよ~」
龍「待ってよー!もぉ終わるから!」
…
……
琉「終わった?」
龍「終わった!」
琉「ランドセル持った?ふでばこ入れてる?
ちゃんと携帯持った?一年生の帽子は?」
龍「持った持った!帽子とかぃらなーい」
琉「反抗期が近づいてる…」
私達はようやく家を出て、バイクにまたがる。
琉「ちゃんと掴まってよ~。」
龍「はーい。」
こういう時は素直で可愛いのに…はぁ。
それから弟を学校に降ろして、私は学校に向う。
弟は、城海(じょうかい)小学校の一年生。
私は、香蘭(こうらん)高校の三年生。
これが、私の昼の顔。
バイクで学校に通う人はとても多い。
それなのに、私が学校に行くとみんながぃや~な目で私を見る。
…苛々する。
とか、思いながら駐輪場にバイクを止め
教室に向う。

