涙 - Rui -







そんな不安を抱えながら、駅の中を見渡してみる。



「あ、輝あれ。」

ボソッと後ろから声が聞こえた。



そう思った瞬間…

「琉唯ーーー!!おっせーよ!」


後ろからクソデカい声が。


そーっと振り向くと、そこには
つい最近覚えた2人の顔。


"おっせー"とかいいながら
優しく笑う輝。


ほんと不思議な人。

普通怒るのに。



「ごめんね?」


「…いいよ!
いこーぜ!」




今の一瞬の間はなに?


「輝、どーした?」

「え!何が!?」

「いや、なんか今一瞬間が空いたよーな…」


「あ、いや何でもねー!」

「ぷっ!輝、お前ピュアだなー(笑)」


え?

まさにこんな顔をしてただろう。


「輝はな、今日の琉唯が可愛くて
ちょっと照れちゃってんの(笑)」


「え…!」

そう声をあげると
顔を真っ赤にして、輝は春輝くんを一発殴った。


「はいはい、いこーかね(笑)」

それをあっさりスルーする春輝くん。



ほんとに仲がいいなぁ。

私は純粋にそう思った。