涙 - Rui -








電気を消して、龍の部屋を覗いた。

スヤスヤと吐息をたてて寝る龍。


赤ん坊の様な顔は可愛くて仕方なかった。


「龍…あんたは私が命に掛けてでも
守ってあげるからね…?

いつも寂しい思いさせてごめんね?
おやすみ。」


今にも溢れそうな涙を堪え
龍のへやを後にした。