「あっ!Luiちゃん?」





後ろからいきなり呼ばれた私の名前…。


これは、琉唯で読んでんの?
Ruiで読んでんの?Luiで読んでんの?


「ねぇ、Lちゃんでしょ?」


Luiで読んでんだ…。


て事は目的は…

「近頃彼女がヤらしてくれなくてさぁ~。
溜まってんだよ~、琉唯ちゃん久々に相手してよ。」


これだ。


私の返事は決まってる。

「いくら?」


「…何?困ってんの?じゃあ、5万でどう?」

「無理、じゃあね。」


「何でだよいいじゃん!
しゃーないなぁ、10万!これならいいでしょ!」


「…分かった。」


「金かよ(笑)

まあ、そうだよなぁ~援交するぐらいだもんな~?
俺の彼女はヤらしてくんねぇけど
俺の彼女が援交とかしてなくて良かったわ~。

俺そんなんしてたら、ソッコー別れる。」


…。


深く心にささる言葉。

"俺の彼女が援交とかしてなくて良かったわ~。"
"俺そんなんしてたら、ソッコー別れる"


そして、決めゼリフ。

「彼氏出来ね~だろ?(笑)」

「…。」

「黙っちゃって、図星~??(笑)

まぁ、俺だったら付き合わねーょ援交とかしてるやつと。
…汚い。」


ボソッと言った最後の言葉。

ボソッと言ったはずなのに私には
大きく響いた。

一番大きく。



"汚い"



私ってやっぱり、
汚い?