恋のお時間。

有希の強引な押しに負けたあたしは、しぶしぶ頷いてしまった。

でも、有希の言う通り、あたしもそろそろ彼氏欲しいかも。

有希と翔みたいに、ラブラブしてみたいしなぁ~…。

そんな事を考えてると、有希がニヤニヤしながらこっちを見ていた。


「な、何よぅ。」

「いや?以外に菜奈ノリノリだなって思って♪」

「べっつにー!そんな事ないもん!」

「ムキになっちゃってー!素直じゃないなぁ!」

「んもぅ…」


やっぱり有希にはかなわないや。あたしの考えてること、全部お見通しだ。


「菜奈、頑張ろうねっ!」


有希がガッツポーズを見せながらニカっと笑ってきた。


「うん!よろしくですっ!」

「任せとけ♪」


それからあたしたちは駿たちに混ざってみんなで野球をしていた。