恋のお時間。

「駿だって今の見てたでしょ?朝から大変だよ~。」

「ほんっと有希って短気だよなぁ。あの暴れっぷりはまじ凄い。」


そう言って笑っている駿。こっちは止めるのに大変だったっていうのに…。


「ってかなんで駿がここにいんのよ、もしかしてまた同じクラス?」

「もしかしてってなんだよ、菜奈、今年もよろしくなっ!」


私と駿は小学校1年生から今までずーっと同じクラス。どんだけ腐れ縁なのよ私たち。


「やっぱ俺らって腐れ縁だなっ!まぁそういうことで、よろしくな~!」


そう言って颯爽と去っていった駿。まったく、有希も駿も朝からテンション高すぎ!

そんな事を思っていると、チャイムが鳴った。


「菜奈!廊下に整列だってよ!」


駿に声をかけられて廊下に出た私。それにしても有希遅いなぁ。

そう思っていると、有希が小走りで戻ってきた。


「菜奈ー!お待たせっ!」

「有希っ、もうっ、戻ってこないかと思ったよぉ。」

「ごめんごめんっ!翔と話してたらさっ!さっきはごめんねっ。」

「ううん!もう落ち着いた?」

「うん!翔にキスしてもらったし、もう大丈夫だよん!」

「まったく…//学校でイチャつくの禁止っ!」