恋のお時間。

「じゃあそろそろ帰ろっか。あかりさん、ごちそうさまでした!」


そう言って有希が立ち上がったのを見て、あたしも立ち上がる。


「もう帰っちゃうの?そうだ、アイスどうだった?美味しかった?」

「「とっても♪」」

「良かったぁ~。また来てねっ!」

「「ごちそうさまでした!」」


お会計を済ませて、あたし達はお店の外へ出た。


「じゃあ、菜奈、また明日ね!」

「うん!ばいばい有希!」


お店前で有希と別れたあと、あたしは家へと向かった。


「ただいまぁー。」

「あら菜奈おかえりー。ご飯、もうちょっと待っててね。」

「はーい。」


家に帰ると、お母さんが晩ごはんの支度をしていた。


「ふぅ~。」


部屋に入った瞬間ベッドにダイブする。

今日は色々あったなぁ~。あたし、恋しちゃったのかなぁ。

坂本先生、本当にかっこよかった…

そんな事を考えているとあたしは眠くなってきて、そのまま寝てしまった。