恋のお時間。

「でっ!早速だけど、菜奈。坂本先生のこと、どう思った?」

「はいっ!?どう思ったって言われても…」


有希ってばいきなり何言い出すのよ…。好きだって思った、なんて言える訳がないっ!


「好きだ、って思ったんじゃないの?」

「ぶっ!!」


有希に図星をつかれたあたしは、飲んでいたお水を思わず吹き出してしまった。

有希、あなたはエスパーですか?


「ちょっと菜奈汚い!」

「ごめんごめん…。」

「で?好きになっちゃったの?」


やっぱり有希には敵わないよ。あたしの考えてること、全部お見通しだもん。


「…ぉもった。」

「えっ?なに聞こえない!」

「…好きだと思った。」

「やっぱり!さすがあたし♪」


得意げにあたしをじっと見つめてくる有希。


「どうせ菜奈のことだから、先生と生徒の恋なんてありえない!とか思ってるんでしょ?」


どこまでエスパーなのよ!


「うん…。」

「あのねぇ、」

「2人とも~お待たせっ!あかりさん一押しの『恋するストロベリーアイス』だよ!」