恋のお時間。

「菜奈!あたし達も行くよっ!アイスアイス~♪」

「ちょっと待ってー、教科書教科書っと…」

「おーい菜奈、有希!お前らこれからどっか行くの?もし暇だったら翔んち行ってゲームしようぜ~」


帰りの支度をしていると、駿が話かけてきた。


「あたし達これからアイス食べに行くの!てか駿たち部活は?」


駿はバスケットボール部に所属している。ちなみに翔と智弘も。


「今日は休みなんだよ!ちぇっ、せっかくみんなでゲームしようと思ってたのに。」

「あたしらゲームになんて興味ないから。ね、菜奈!」

「うんうん。」


有希の問いかけにあたしが答えると、駿はちょっと悔しそうな顔した。



「お前ら、ゲームバカにしたらあかんぜよ!とりあえず、じゃあ俺行くわ!2人とも、また明日なっ!」


そう言うと駿は走って教室から出て行った。


「ったく、駿って本当意味分かんないよね。菜奈、準備終わった?」

「ほんとだよー。終わった!お待たせっ♪」

「じゃあ早速行きましょー!」

「うんっ!」


あたし達は学校の近くにあるアイス屋さん、『strawberry house』へと向かった。