ドライヴ〜密室の教習車〜

   〈3〉

 窓から差す陽の光が暑くて、私はいつの間にか頼んでいたらしいアイスティーを飲み干した。

 私達全員の前に、それぞれアイスティーが置かれてある。
 そういえば、気をきかせてくれたのか、店員さんが持ってきたんだった。結構前のことだ。

 最後に篠さんが「今日はお二人ともどうもありがとうございました」という言葉で締めくくった。

 相川くんが立ち上がった。
「あ、飲み物代は……」

「もちろん結構です。せめて、これぐらいはご馳走させてください」

 篠さんの言葉に、相川くんがお礼を言い、里子ちゃんも頭を深く下げた。
 二人とも、お礼を言うほど飲んではいないというのに。

 そして、相川くんは改めて私達に軽く会釈をし、店を出ていった。



 里子ちゃんが残った。