「あらあら!星愛ってば、朝から日向君に熱い視線おくってるわね〜」 「えっ!? 」 耳元で囁かれてビクッと体を震わせると、横から親友の美波(ミナミ)がニヤニヤしながら私の顔を覗きこんできた。 「も、もう…美波ったら、驚かさないでよ…。」 「だって、あまりにも夢中になって見てるからさ、ちょっとビックリさせちゃおうと思って!」 「私、そんなに夢中で見てたかな?」 「うん!日向君に対する“好きオーラ”がスゴく出てたよっ!」 ポンッと肩を軽く叩かれた私は、思わず赤面してしまった。