『日向 夏綺です!宜しくお願いします!』 入学式の後、クラスで行った自己紹介。 私は、初めて知った彼の名前を、心の中で何度も繰り返したっけ…。 もう頭の中は、日向君でいっぱいだった…。 あの日から、彼に夢中になってるんだよね…私。 いつも思うけど、日向君と同じクラスになれて…本当に良かったなぁ…。 しみじみと嬉しさを感じていると、後ろからポンッと軽く肩を叩かれた。