「大丈夫だよ。お母さんと絶対に会えるから。」
「うん…。」
目に涙を溜めて頷く女の子。
とても不安そうな表情だ。
暫くここで待ってみて、もしも会えなかったら、女の子の記憶をたよりに、お母さんと歩いてきたところとかを捜して…
それでも見つからなかった時は…
会場全体を端から捜そう……。
何がなんでも、お母さんと会わせてあげたいもん…。
そう意気込んでいた時だった。
「優美(ユミ)っ…!」
突然、聞こえてきた声。
その方向に視線を向けると、こちらに走ってくる女性が映った。
あの人、もしかして…。
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