「海佳ちゃんは、体調どう?風邪ひいてない?」
「はいっ、私は大丈夫ですっ!毎日、気合い入れて過ごしてますから!」
ピースサインをしながら、海佳ちゃんは満面の笑顔を浮かべた。
「そ、それで…今日はどうしたの?」
「えっと、お姉ちゃんからコレを渡してきて欲しいって頼まれたんです。」
海佳ちゃんがスッと差し出したのは淡いピンク色の封筒。
小さな花の模様がちりばめられていて、とても可愛らしい。
何が入ってるんだろう…?
疑問に思いながら封筒を受けとると、海佳ちゃんはペコリと頭を下げた。
「それじゃあ、私…これから部活があるので行きますっ!星愛ちゃん、また家に遊びに来て下さいね!」
「うん、ありがとう…。美波に“くれぐれもお大事に…”って伝えてね。」
「はいっ、了解しました…!じゃあ、失礼します…。」
私に小さく手を振った海佳ちゃんは、軽やかに走って行ってしまった。
可愛かったなぁ、海佳ちゃん。
クスッと笑みを零してから、封筒に視線を向けた。
中、開けてみなくちゃ…。
部屋に戻った私は、可愛い花のシールを剥がして、封筒を開けた。


