校庭についた。



島田くんは……


「っあ」



いた。



真面目に走ってる!!


なんか、楽勝♪みたいな顔しながら。



「お、宮里」



「キツくないの?」



「陸上部、なめんなよ~?」



「ははっ」



「どうして、きたの?」



「先生に頼まれて」



「あ~、あいつ、俺がサボるとでも思ったんだな」



「そうかもね」



「でも、ざーんねん。俺、きちんと走ってますからね~(笑)」



「だね」



「よし、あと7周だー」



「もう3周走ったの?」



「おうよっ」


「すご…」



やっぱ、島田くんって凄いな。


尊敬しちゃうよ。



何でもできて。