「家の中、案内するよ。それとも 今日は…ゆっくりする?」 「あ、はい…大丈夫…です。疲れ てない…です」 車に乗って来ただけだから、 全然疲れてない。 「じゃあ…家(ウチ)を案内するね」 「はい」 ―高級マンションの最上階。 ここが、自宅…。 ホントにマンション? ってくらい、広い。 こんなところが、 今日からあたしの家なんだ…。 そう考えると、 なんだか…不思議だった。