「ありがとう!!」
葵は笑顔を見せた。
よーし、絶対にタッくんから聞き出してやる!!
―放課後―
アタシと葵とカッツーンのクラス、3−Eとは程遠い3−Bのタッくんのクラス。
学校で会うのは無理そうだと判断したアタシは、葵と別れて家に帰ってからタッくんにメールする事にした。
いつものようにマンションのエレベーターに乗り、5階のボタンを押した。
「ただいま〜」
5階に着き、家の扉を開けて言うと。
「おかえり、梨恵」
キッチンから赤いチェックのエプロンを着たお母さんがヒョコッと顔を出して笑顔でアタシを迎え入れた。
「あ〜いい匂い♪今日のごはんは、なーに?」
アタシはお気に入りのバッシュを脱ぎながらお母さんに聞いた。
「ロールキャベツだよ」
「やったぁ!!」
アタシは飛び上がる勢いで喜んだ。
小さい頃から、お母さんの作るロールキャベツが大好き♪
野菜嫌いだったアタシを野菜好きにしてくれた一品でもあるんだ。
若くして母親になったアタシのお母さん。
でも誰よりもしっかり者で、頼れるお母さんなんだ。
『ピンポーン』
「あら、亜季ちゃんかしら。梨恵でてくれる?」
「はーい」
また亜季かっ。
同じマンションの幼馴染み。
後藤 亜季
ゴトウ アキ
エロいで有名の佐々倉家の常連さん。
なんせ、4つも上の社会人の彼氏さんいますから。
久保田 晴充
クボタ ハルミツ
通称『晴さん』。
経験はそりゃもう豊富でしょうね、えぇ。
ちなみにアタシと同じ中学に通っててタッくんと同じクラス。
アタシと同じマンションの1つ上の6階に住む亜季は毎日のようにアタシの家に来る。

