「海都、1つちょうだい!」


「いいけど?」


そう言って、ポテトの箱をうちに向けてきた。


「ごめん、取れないや。」


うちの右手には綿飴、左手にはトロピカルジュース。


「持っててやるよ。」


「えー、んっ!」


うちは、口を大きく開けた。


「はぁ? …ほらよ。」


「んー美味しい! ありがとう♪」


「あぁ(照)」


「海都、照れてる~!」


「照れてねーよ!」

照れてないと言いつつも、耳が真っ赤。


可愛い!


もっと、2人でいたい…そう思った時だった。


「かいとぉ~?」