☆。゚夏祭り☆゚。



「えっ、ズルいよ(泣)」


「空羅、返事聞かせて?」


そんなの決まってるじゃん。


「はい! 結婚します!(泣)」


うちの目からは大量の涙がこぼれてる。


「恥ずいから、2人の最初の漢字だけ使ったんだけど、どうだった?」


「嬉しいよ~、バカ~(泣)」


「良かった! 手…見てみ?」


そう言われ、手を見てみると…左手の薬指に指輪が。


海都の手にも、同じ指輪がついていた。


「結婚指輪!」


「本当に? ありがとう!」


「愛してる。」


『愛してる』


今、海都が言ったの?


「うちも愛してる(泣)」


最後の花火が打ち上がった。





その後は、結婚式を海辺で上げた。


「海都、ずっと愛してる!」


「俺も空羅を、愛してる。」


そう言って、照れくさそうに笑った海都にkissをした。


「愛してる(笑)」


意地悪をしたうちは、海都からの仕返しに涙がこぼれた。


うちにだけ聞こえるように、囁いてくれた言葉。




『死んでも離さねーからな!
世界で一番、空羅を愛してる。』






2人の未来は、輝き始めたばかりなのでした。