「えっ、ズルいよ(泣)」
「空羅、返事聞かせて?」
そんなの決まってるじゃん。
「はい! 結婚します!(泣)」
うちの目からは大量の涙がこぼれてる。
「恥ずいから、2人の最初の漢字だけ使ったんだけど、どうだった?」
「嬉しいよ~、バカ~(泣)」
「良かった! 手…見てみ?」
そう言われ、手を見てみると…左手の薬指に指輪が。
海都の手にも、同じ指輪がついていた。
「結婚指輪!」
「本当に? ありがとう!」
「愛してる。」
『愛してる』
今、海都が言ったの?
「うちも愛してる(泣)」
最後の花火が打ち上がった。
その後は、結婚式を海辺で上げた。
「海都、ずっと愛してる!」
「俺も空羅を、愛してる。」
そう言って、照れくさそうに笑った海都にkissをした。
「愛してる(笑)」
意地悪をしたうちは、海都からの仕返しに涙がこぼれた。
うちにだけ聞こえるように、囁いてくれた言葉。
『死んでも離さねーからな!
世界で一番、空羅を愛してる。』
2人の未来は、輝き始めたばかりなのでした。

