『いよいよ、ラスト花火です!』
司会者の声と共に、たくさんの花火が打ち上げられた。
形も色も様々で、小さい頃見た花火とは違ってみえた。
「すごいね~!!」
「ガキの頃、こんなんだったけ?」
「なんか、違うよね! 凄くなってる!」
「だなっ!」
たわいない話をしてた時だった。
『直さんから、凜さんへ
メッチャ好き!
俺と付き合って!! 』
っという声と共に、ハートの花火がたくさん打ち上げられた。
「すごい! 可愛い♪」
凜さんは幸せ者だなぁ~!
「すげー、俺は恥ずくて無理だ。」
そんな海都の発言にショックを受けながら、花火大会は終りに近づいた。
一組のカップルを誕生させて。
いや、もっと誕生させてるかも(笑)
大きなハートの花火を打ち上げて、花火大会は終わった。