世界をあげる


しばらく無言になる2人。

「…とりあえず中に入ります?」

「その子どうするん?」

「置いていくわけにはいかんでしょ。」

「そりゃそうか。」

幸平は揺りかごを中に運んだ。

託児所代わりの部屋に上がり、座った。

「…どうする。」

困惑している幸平。

葉子も困惑していたが、決心がついたようだった。

「私たちで育てましょう。」