「瑠璃ちゃんは休み時間どんなんしおったん?」

楓が尋ねる。

「おしゃべりとか。」

「どんなんしゃべるん?」

「テレビとかファッションとか恋バナとか。」

「へえ。外で遊ぶ方が楽しくない?」

花が首を傾げる。

「…だから田舎は嫌なのよ。」

瑠璃は机に伏せてしまった。

「2人とも、みんなと遊んでおいでや。私ここにおるけん。」

楓に促され、2人は外に出た。