「豪、この本いいんやないん?」

「お!薄いな!字もでかいし読みやすそう!」

「これ俺が小5ときに感想文書いた本やけどな。」

「涼!」

「ははっ。」

2人をおちょくる涼くん。

「涼くんは?どんな本探しに来たの?」

「んー?じいちゃんがな、退屈そうやけん本でも持って行ってあげようかなって。」

涼くんのおじいちゃんは入院している。