「お前ら何しおん?」

「「涼!」」

「いらっしゃい。」

中学校の生徒会長、勝村涼くん。

「涼も読書感想文の本探し?」

「違うわ。てかまだ宿題終わってないんお前ら。」

「え、涼終わったん?」

「一行日記以外終わった。」

「「さすが優等生。」」

「お前らが遅いんやろ。」

涼くんは本棚の本を手に取る。