世界をあげる


「あ、花おるけん、泉追いかけてくれる?」

「え、あ、はい!」

「慌てんでも大丈夫。」

「へ、」

「最終バス終わっとるし、この辺はタクシー呼ばんと通らんよ。」

「あ…」

そうだ。一番近いバス停の最終時間は10時6分。

俺は走ってバス停に向かった。