世界をあげる


「美姫ちゃん?おるんー?」

利一さんが店の電気をつけた。

すると、キャリーバッグを持った美姫さんが出て行こうとしていた。

「あっ!」

「美姫さん!?」

「っごめんなさい!」

美姫さんはそう叫んでダッシュで出て行った。

「利一さん!」

「…追いかけようか。」

「はい!」

慌てる俺に対して、利一さんは落ち着いている。